オートズームが機能しない(マニュアルは可)
オートズーム(レンズの焦点距離に合わせてストロボの照射角が自動的に変わる機能)が機能しない時は以下の原因が考えられます。
- ヘッドが正面向きになっていない
ニッシン製ストロボは、発光部が正面に向いている時のみオートズームが機能するよう設計されています。
オートズームに設定時、発光部が少しでも横や上を向いている時は、50mmの位置にセットされます。(ワイドパネルを引き出している時を除く) - バウンス機構部にテープなどを貼り付けていたり、ホコリが溜まっている
バウンス機構部には光学式のセンサーが内蔵されており、発光部が正面を向いているかどうか常に検出しています。
センサー(バウンス検出孔)をテープなどで塞いでしまうと、発光部が正面向きではないとみなされるため、オートズーム機能が無効になります。
- レンズの焦点距離情報がカメラ側に伝達されていない
オールドレンズ使用時や、電子接点の無いマウントコンバーター使用時など、レンズの焦点距離情報がカメラ側に伝達されていない場合は、オートズーム機能が無効となり50mm(オリンパス(OM SYSTEM)・パナソニック用は25mm)位置にセットされますので、手動で照射角を設定してください。
オートズームもマニュアルズームも機能しない
オートズームもマニュアルズームも機能しない時は以下の原因が考えられます。
- ワイドパネルが引き出されている(MG8, MG10, MG80 Proを除く)
ワイドパネルが引き出されていると、ズーム機構が最広角側に移動して固定されますので、照射角を変えたい時はワイドパネルを収納してください。 - コマンダーで操作しているグループとストロボに設定しているグループが異なっている
コマンダーで操作しているグループとストロボに設定しているグループが異なっていると、設定内容がストロボ側に反映されませんので、グループ(A~DおよびA’~D’)を確認してください - ズームカバーの動作が阻害されている(MG8, MG10, MG60, MG80 Pro)
ズームカバーが上下逆に取り付けられていたり、ズームカバーと本体との間に異物が挟まってズームカバーの動きが阻害されている場合は、異物を取り除き、正しい向きにズームカバーを取り付けてください。 - AirRに取り付けたストロボがマニュアルズームの設定になっている
AirRに取り付けたストロボ自身がマニュアルズームの設定になっているとAir10sから照射角の制御が出来ないため、手動で照射角を設定する場合でも、AirRに取り付けたストロボは必ずオートズームに設定してください。